妊活で知っておきたい基礎体温の正しい測り方!!

妊活の基礎知識

妊娠を希望するカップルにとってパートナーとなる女性の健康状態は理解しておきたいもの。妊活で婦人科を受診するときなどは真っ先に基礎体温を付けるようにと言われます。

女性の基礎体温を測り記録すれば排卵の時期や月経の変化、体調の変化などを知るためにも役立ちます。今後、妊活をしていく上で基礎体温とは何か、その測り方などを詳しく理解しておく必要があります。

今回は正しい妊活を行うために基礎体温の測り方や注意点などについて詳しく解説していきます。

基礎体温を測ってわかることとは?

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基礎体温を毎日測り記録すれば排卵日の予測ができるようになります。妊娠するためには精子と卵子の受精が必要となります。そのため、排卵に合わせた性交が望まれるので基礎体温によって排卵日を予測できれば妊娠の確率を高めることができます。

排卵日の予測は基礎体温の変動で判断します。生理が終わると基礎体温が緩やかに下降しその後高温期に入る直前、一時的に体温が急激に下がるときがあります。体温がガクッと急激に下がった日、もしくはその翌日くらいに排卵があるとされています。

女性の月経周期

また、基礎体温は女性の体のリズムに反映していると言われているため、排卵日の予測以外にも体から出ているSOSに気が付くこともあるのです。

基礎体温の低温期と高温期に分かれず、基礎体温表の折れ線グラフがややまっすぐな平坦となってしまっている場合、月経が起きているとしても無排卵となっている可能性があります。この場合は婦人科でしっかり検査をしてもらう方がいいです。

体温がバラバラで一定していない場合や起きる時間がいつもバラバラという人は基礎体温を測っても自分の体がどういう状態なのか把握できません。

基礎体温を付けていて不安になる

基礎体温を正確に測るためにもリズムある規則正しい生活をする必要があります。基礎体温の高音期が10日未満で短くなってしまっているときも婦人科で見てもらう方がいいでしょう。この場合、卵胞が未成熟だったり黄体ホルモン機能不全というケースも考えられます。

逆に高温期が3週間以上継続しているときには妊娠している可能性もありますし、場合によっては流産の可能性も出てくるため、早急に婦人科で診てもらう方がいいでしょう。

基礎体温の正しい測り方!まずは一周期挑戦

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基礎体温とは?

基礎体温は体温を上昇させる要因がない状態の体温です。食べたり飲んだり、トイレに行くなど動作をしていない状態で人が生きていくために必要最低限の生活を送っている際の体温となります。このような状態を考えると基礎体温は「睡眠時」に測ればいいのですが、それは難しいので眠りから覚めて動いていない状態で測った体温が基礎体温です。

    1. 目覚めたら寝たままの状態ですぐに測る
      お布団の中で起きる前に測る

起きたらすぐに測ることができるように、婦人体温計を枕元に用意しておきましょう。

    1. 舌の下で測る
      舌の下で測りましょう

目が覚めたら体を起こす前に枕元にある婦人体温計を手にとり、舌の下で測ります。風邪などのときに測る熱は脇の下が多いと思いますが、脇の下の場合、外気の影響を強く受けるため体温が変化しやすくなってしまいます。そのため、外気の影響をあまり受けない舌の下が正しく計測できる可能性が強いのです。

    1. 毎日ある程度決まった時間に測る
      毎朝ベッドの中で決まった時間に測る

正しく自分の基礎体温を知るために毎日ある程度決まった時間に測るようにします。朝起きる時間がバラバラだと正しい基礎体温を測りにくくなるので、なるべくリズムのいい生活をしてある程度決められた時間に基礎体温を測るようにしましょう。

    1. 基礎体温表に記入する
      基礎体温表に記入する

基礎体温を計測したら基礎体温表に記入します。基礎体温表は薬局などでも手に入りますし、かかりつけの婦人科などでももらえます。最近はインターネット上でダウンロードもできますし、スマートフォンのアプリでも女性の生理や妊娠に関係するものもあり、そこで基礎体温をデータとして残すこともできます。

正しい基礎体温を測るために注意すること

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6時間以上の睡眠をとる

基礎体温を正しく記録していくためにはいくつかの注意点があります。睡眠中は体温が低くなりますが睡眠が4時間未満の場合、しっかりと体温が下がりきらず実際の基礎体温からさらに体温が上がってしまいます。基礎体温を測る際は、6時間以上しっかりと眠って基礎体温を正確に測るようにしていきましょう。

しっかり睡眠をとりましょう

体が起こしてしまう前に測る

基礎体温は大きく体を動かしたりトイレに行ってから測ってしまうと正しく計測できません。布団の中で手足を動かしたり体を起こすなどせず、目が覚めたそのままの状態で測ります。

トイレにいく前に基礎体温を図りましょう

3か月以上続けて測って記録する

基礎体温をひと月記録したからといってそれが翌月も同じ結果となるかどうかわかりません。最低でも3か月は計測しその上で排卵日や生理周期などが把握できるようになります。

専用の婦人体温計を使って測る

普通の体温計を使って基礎体温を付けようとする方もいますが一般的な体温計は風邪や体調不良などで熱が出ているかどうかを測るもので、婦人体温計はさらに基礎体温を細かく計測できるものです。婦人体温計は体温を細かく測る必要があり、そのため小数点第二位まで表示されます。一般的な体温計の場合は小数点第一位までしか計測できません。

基礎体温の変化は0.3度から0.5度くらいの非常に小さな幅で見る必要があるため、小数点第二位まで計測できる婦人体温計を使わないと正しい変化を読み取ることができません。

基礎体温系(婦人体温計)を使いましょう

基礎体温を測り忘れても大丈夫

基礎体温を付け始めの頃はうっかり付け忘れた!という日もあるでしょう。起きたら何もせず体温を測ることが癖になるまで体温を測り忘れたり、測ったのに基礎体温表に記録していなかったとがっかりする人も少なくありません。

毎日付けてきたのに…。と、がっかりしてそこから付けけなくなってしまうのではもったいないです。失敗を気にして計測するモチベーションが下がる方が問題となるので、うっかり忘れても大丈夫という気持ちで毎日計測していましょう。1日、2日付け忘れたとしても、3か月記録してグラフで見ればしっかりと体温の上昇期などが理解できます。

表に記入できなかったときは前後の体温の点と点は繋がず空欄にしておきましょう。また、「動いた日」「トイレに行ってしまった日」などとメモ書きしておけば変化があっても体温の上昇や下降の要因がわかって便利です。

基礎体温は妊活の第一歩

妊娠を望んでいるカップルにとってお互いに妊娠できる状態にあるか調べることは大切です。男性は婦人科や妊娠外来などで精子の状態を調べる検査がありますし、女性も検査によって排卵や卵子の状態など把握できます。基礎体温を付けるという行為は妊活の第一歩とも言えます。最初は毎朝起床してすぐに計測し記録するのは大変に感じるかもしれませんが習慣化するまで根気よく続けていきましょう。

正しい方法で計測してしっかり記録し妊活に必要な情報は確認しておきましょう。

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