妊活で知っておきたい!PMS(月経前症候群)と妊娠初期症状の違い

妊活の基礎知識

生理前に起こるPMS(月経前症候群)は女性にとってつらい症状です。これから子どもが欲しいと願う妊活中のカップルには、PMS(月経前症候群)の原因など知っておきたいことが多数あります。

特にパートナーとなる男性には、女性のつらい症状をよく理解し、寄り添ってほしいと思います。

本記事ではPMS(月経前症候群)の原因や症状、注意点について、解説します。

PMS(月経前症候群)ってどんなもの?

PMS_どんなもの?""
生理前に起こるさまざまな症状をPMS(月経前症候群)と言います。PMSの症状は人によってまちまちで重い人もいれば軽い人もいます。イライラ、腹痛、頭痛などの一般的な症状から、不安が強くうつのような状態になる人も少なくないようです。もともと頭痛もちの方はその頭痛がさらにひどくなったり、頭痛や腹痛などを感じないが精神的な不安を強く感じる人もいます。

上記のように人それぞれの症状に違いがあるため、起きた症状を緩和する対処療法しかないのが現状です。

PMS(月経前症候群)の症状

PMS_症状""
PMSの症状は人によって違いますが、一般的には以下のような症状を訴える女性が多いようです。

【PMS(月経前症候群)の主な症状】

  • 下腹部の痛みや膨張感
  • 乳房の痛み
  • 頭痛やめまい
  • 肩こり
  • 肌トラブル
  • イライラ 落ち込み 情緒不安定
  • 注意力低下
  • 睡眠障害

上記の症状が生理の1週間ほど前から始まる人や前日から始まる人などさまざまいて、人によって様々です。頭痛だけのときもあれば、腹痛と頭痛、精神的な落ち込みなど複数の症状を感じる人もいます。めまいなどの症状がきつく、学校や仕事に行けない人も多いようです。

PMS(月経前症候群)の起こる原因

PMS_起こる原因""
PMSの原因は、ホルモンバランスの乱れによるものと言われています。ホルモンバランスと自律神経は深い関係にあり、ホルモンバランスが乱れることで自律神経に影響して精神的に不安定な状態になり、イライラしたり落ち込んだりします。

西洋医学では月経周期によって女性ホルモンのバランスが崩れ、様々な症状が起こると言われていますし、セロトニンやビタミンB6が不足し、それが各症状に関係しているとも言われます。

また、PMSの症状がひどい人は、ホルモンバランスを正常化するためにピルの服用を勧められる場合もあります。しかし、不妊治療を行っている女性にとって、ピルを服用するのは妊娠しない状態になってしまうためジレンマでもあります。

PMS(月経前症候群)と似てる妊娠超初期症状とは?

PMS_似てる_妊娠超初期症状""
PMSと同じような症状が起こると言われるのが「妊娠超初期症状」です。
妊活中の方は、妊娠超初期症状をPMSと勘違いして、市販薬など安易に飲んでしまう場合もあるので注意が必要となります。

妊娠超初期特有の症状

妊娠超初期特有_症状""
妊娠超初期症状は、PMSの症状とよく似ていますが、妊娠超初期症状特有の症状を理解することで区別ができ、妊娠の可能性を考えることもできるでしょう。

基礎体温の変化

妊活をしている場合、基礎体温を付けている方も多いです。基礎体温を付けていれば、妊娠超初期症状特有の「高温期が長い」という症状に気が付くでしょう。基礎体温は生理前から排卵までの2週間ほど低温気が続き、排卵してから次の生理までの約2週間は高温期になります。

妊娠していると「高温期が3週間以上」続き、それによって妊娠の可能性に気が付く女性もいます。ただし、全ての女性が妊娠して必ずこの状態になるとは断言できないので、妊活している方は自分の体をよく理解するのが大切です。

基礎体温表は婦人科でもらえますし、インターネットでの入手も可能です。また、妊活や生理、排卵日を管理するアプリもあるので、日々付けておくと妊娠超初期症状特有の体温変化に気が付けるかもしれません。

おりものが増える

妊娠超初期症状の体温変化以外にも、おりものが多くなって「普段と違う?」と気が付く女性もいます。おりものは排卵を境に減っていきますが、妊娠するとホルモンの影響を受けるため、おりものが増加します。
いつもよりおりものが多いときには、妊娠の可能性を考えましょう。

また、おりものの色の違いで普段と違う状態に気が付く女性もいます。妊娠初期のおりものは少し茶色だったり、卵白のような状態の方もいるようです。基礎体温の高温期がいつもより長いと感じるときや、おりものの状態がいつもと違うと感じる場合には、妊娠の可能性を考えましょう。

PMSと妊娠超初期症状を基礎体温表の記録によって判断しよう

PMS(月経前症候群)の症状は痛みやイライラ、注意力の低下など女性によってさまざまです。症状があまりにもひどい場合はピルの服用によってホルモンバランスを整えるのがおすすめです。

しかし、妊活中の女性はピルを安易に使えないため、症状の緩和をする対処療法が行われています。

また、PMSと似た症状の妊娠超初期症状の場合もあるため注意が必要です。基礎体温表を細目に記録するなどして自分の身体の状態を確認しましょう。

タイトルとURLをコピーしました