「赤ちゃんはまだなの?」と聞かれるたびに嫌な思いをしているカップルも少なくないでしょう。
相手の方も悪気があるわけじゃなく、何となく聞いてしまうのだと思うのですが、妊娠を望んでいても子どもに恵まれないカップルにとっては心に突き刺さる言葉です。
妊活中だと親族や親戚などの近しい人たちに告げるべきか迷う場合もあるでしょう。本記事では妊活について話した場合と話さない場合の違いを紹介していきます。
親族に妊活中と話すべき?夫婦で話しておこう
不妊治療を行っていたり、妊娠のために生活習慣を変える努力をするような妊活をしている場合、それを親族や友人に話すかどうか迷っているというカップルも多いでしょう。
実際に周囲に妊活を行っていると伝えている方は「仲のいい友人」に伝える方が多いようです。
理由としては自身で話せる相手を選べるため信頼できる友人や相談しやすい友人に話す人が多いようです。しかし、あまり会わない親族に対しては、伝えている人はほとんどいないようです。
ただ、親族に妊活していると知られないようにしていても、お正月やお盆の帰省、葬儀や法事などで子どもの話題になる場合があります。
妊活している事実を知られたくないと思うのであれば、親族が大勢集まる席に行く際には注意が必要です。
妊活中と親族に話した場合
お正月やお盆、法事などで伝えるつもりがなかった親族に妊活していると伝えなければならない場合、その後にどのような事態が起こるのか予測し対処を考えておきましょう。
親族がどのような反応になるのか一般的な反応を知っていれば対応を事前に考えられます。
兄弟夫婦に気を遣われる
自分たちよりも後から結婚した兄弟夫婦がいる場合に、妊娠しても出産まで知らされないという場合があります。
妊娠を望んでいるのにできない兄弟姉妹に余計な負担をかけたくないという配慮で伝えないわけですが、気を使ってもらい申し訳ないと落ち込んでしまう人も多いようです。
また兄弟間でぎくしゃくした関係になってしまったと言う人もいるようです。
妊活を伝える際には「妊娠したらすぐ教えてよ?楽しみにしているからね」と前もって伝えておきましょう。妊娠している事実があるのに伝えてこないときはこちらから「おめでとう!」と伝えてあげましょう。
また、先に妊娠したと聞くと辛い気持ちやうらやましいという気持ちもあると思います。辛いと感じているときには無理せず気持ちが落ち着いてから「おめでとう!」伝えてあげれば、兄弟夫婦間の関係性も保たれるのではないでしょうか?。
親族を気にしている妊活カップルへ

兄弟夫婦もあくまで独立した大人のカップル。親しきなかにも礼儀と思いやりを持って、気を遣ったメッセージを贈りたいものです。
妊娠をせかされなくなる
今までは会えば「赤ちゃんはまだなの?」と騒いでいた親族が、妊活していると聞いて全く触れなくなる場合もあります。
特に親族でも女性にとって不妊状態がプレッシャーになるとわかっているため気を使って話をしてこなくなるようです。妊娠をせかされるのが煩わしいと感じる場合は妊活をしていると伝えてしまうのも一つの手段です。
親族を気にしている妊活カップルへ

妊活をはじめたら、早めに親族へ伝えて、「察し」を期待するのも一つの手ですよ。
お節介なアドバイスをもらうかも
妊活中であると知ると余計なお節介を焼いてくる親戚もいます。
「こういう食べ物を食べて体質改善するといいのよ」「不妊治療のいい病院を知っているわよ?」「転院したら?」など、善かれと思って提案してきますが、妊活中の人にとっては不快に感じる場合もあるでしょう。
「仕事で忙しくしているから子どもができないのよ」なんて、辛辣な言葉をぶつけてくるデリカシーのない人もいますが、こうした相手には「見守ってほしい」と話しておきましょう。
このようなお節介が煩わしい場合やストレスだと思うのならば無理に対応する必要はありません。
親族を気にしている妊活カップルへ

親族だからといって、言われたくないことをずけずけ言われると流石に腹が立ちますよね!
そういうときは、無視して、しばらく間をおいてもいいですよ。ちょっとしてから「あの時バタバタしてて・・」と話せばそれで済むことも。
妊活中と親族に話さない場合
妊活中と親族に話さないと決めた場合はどのような質問を受けるのか、またその返答方法についても知っておきたいです。
親族の中には勝手な話をしたり憶測で物事を考えてそれを口にする人もいます。その言葉への対応策も練っておきましょう。
「子どもはいつ?」などの質問を受ける
妊活していると伝えずにいると「子どもはいつの予定なの?」などと聞いてくる親族もいます。
お正月やお盆の帰省で久しぶりに会うと早く子どもを見たいという気持ちもあって、こうした質問になると思うのですが、妊活中のカップルには重く辛い言葉です。
遠い親類などの不妊治療をしていると伝える必要がないと感じる人には、聞かれたからといって正直に伝える必要はありません。
親族を気にしている妊活カップルへ

「努力しているんですけどね、授かりものなので」など相手の立場も考えて対応すればいいでしょう。
夫婦仲を疑われる
長く妊娠できない状態が続くと夫婦仲を疑ってくる親族もいます。夫婦間の問題なのにどんどん踏み込んでくるデリカシーのない人もいて、嫌な思いをする場合もあるでしょう。
しかし、妊活中と伝えれば解決するわけでもなく、やり方が悪いや数が少ないなどとセクハラまがいの発言をする親戚もいるようです。人を思いやる気持ちがない人なんだなと考え「夫婦仲は悪くないし頑張っていますけど」と濁しておけばいいでしょう。
親族を気にしている妊活カップルへ

夫婦仲が良くても妊娠できないカップルの辛さをわかってほしいですよね。
病院で不妊検査を進められる
妊活していると伝えず、子どもがいないと知ると病院で不妊検査をした方がいいなどと、お節介にも勧めてくる親族もいます。
中には不妊治療に詳しい人もいるのですが、ちょっとした話を人から聞いただけで「不妊治療はここがいい」「あっちの病院がいいらしい」と言ってくる親族もいるようです。
不確かな情報を鵜呑みにせずしっかりと確認するようにしましょう。
親族を気にしている妊活カップルへ

親族だからといって、親族の言うとおりに馬鹿正直に同調する必要はありませんよ。
お嫁さんの体に問題があると思われる
デリカシーのない人というのはどこにでもいるもので、お嫁さんの体に何か問題があるんじゃないか?と言ってくる親族もいるようです。
お嫁さんには問題がなくて自分に問題があるのに…と思えばやはりつらい思いをしますし、検査などを受けていない状態のカップルなら不安をあおられます。
しかし「嫁の体は自分が知っていればいいこと」と割り切って「ご心配ありがとうございます。何の問題もありませんよ」と伝えておきましょう。人の気持ちを考えずデリケートな問題にずけずけ入ってくる人は、口で言っているほど心配していないものです。
親族を気にしている妊活カップルへ

なによりも自分が一番妻を愛していて、子供を欲しがる気持ちが強いという気持ちに自信をもって!
妊活中は親族からの言葉は受け流すぐらいがちょうどいい
妊活中の夫婦は周りの人たちの言葉に敏感になりますし、人から言われた言葉がいつも以上に心に残ってしまう場合もあるでしょう。夫婦でよく話し合い、誰にならば話してもよいのかなどは事前に考えておくことも大切です。
そして親族に話したとしても妊活は夫婦の問題なので、もしデリカシーのない発言や不確かな情報を聞いたとしても受け流し本当に大切な内容だけ聞くようにするくらいがちょうどいいのではないでしょうか?