【妊活中の夫婦・カップル必見!】産み分けゼリーを使った赤ちゃんの産み分け方法とは?

妊活の基礎知識

生まれてくる赤ちゃんが男の子か女の子かと考えるのは、妊娠中の楽しみのひとつです。女の子だと一緒にショッピングに行くことができますし、友達のような関係を築けることができるかもしれません。

実際、筆者は母と一緒に旅行に行ったり、ショッピングに行ったりと友達のような親子関係を築いています。また男の子だと、一緒にアウトドアやスポーツを楽しみたいと感じる方も多いのではないでしょうか?

いずれにせよ、性別に関係なく自分たちの子どもが生まれてくるというのは楽しみです。ただ、中には赤ちゃんの性別を産み分けたいと考える人もおられるのではないでしょうか。当記事では、実際に産み分けは可能なのか、また産み分けの方法などについてご紹介いたします。

赤ちゃんの性別の産み分けは本当に可能?

赤ちゃん_産み分け_可能
ここでは赤ちゃんの産み分け方法が本当にあるのか解説していきます。

確実に産み分ける方法はない

現在、男女を確実に産み分ける方法がひとつだけあるとされています。その方法とは、受精卵の着床前スクリーニングというものです。しかし日本では倫理的観点から着床前スクリーニングを男女の産み分けに利用することは禁じています。

男女の産み分けについてはいくつか方法がありますが、どれも確実なものではなく、高い確率を誇る方法でも8割ほどしかありません。赤ちゃんの性別は卵子と精子が受精したときに決まり、妊娠したときにはすでに性別が決まっているのです。ただし、受精した段階では性別を知ることができないため、赤ちゃんの性別を知ることができるのは、妊娠16週目以降の検診になります。

性別が決まるしくみとは

女の子が生まれる場合の染色体はXX染色体、男の子が生まれる場合の染色体はXY染色体と決まっています。精子はそれぞれ、X染色体とY染色体のどちらかを持っているわけですが、卵子はX染色体しか持っていません。なので、最終的に卵子に到達した精子が持っている染色体によって性別が決まるという流れになります。

つまり、卵子がX染色体を持つ精子と受精すればXX染色体となり、女の子になり、Y染色体を持つ精子と受精すればXY染色体となり、男の子になるのです。ただ、受精してすぐの段階では男女の区別をすることはできません。

産み分ける確率を上げる妊活方法とは

産み分ける確率_上げる_妊活方法
性別が決まるタイミングとしくみが分かったので、次は自分でできる産み分けの方法を見ていきましょう。ここでは(確実ではないのですが)方法がいくつかあるので順に詳しくご紹介していきます。

タイミング法

タイミング法は性行為をする日にちを調整して性別を産み分ける方法であり、男女で産み分ける方法が変わってきます。腟内には雑菌が外部から入ることを防ぐために普段は酸性になっていますが、排卵日には腟内はアルカリ性に変化します。そこを利用した産み分け方法になります。女の子が欲しい場合、排卵日2、3日前に性行為をします。このときの腟内は酸性です。X精子は酸性に強い性質を持っているので、Y精子よりも卵子にたどり着く可能性がぐっと上がります。

しかし、排卵日の前日以降に性行為をすると、Y精子が生き残りやすくなるので注意が必要です。また、女性の満足度が高い性行為をすると、腟内にアルカリ性の物質が分泌されてX精子が減ってしまうといわれています。女の子が欲しい場合は、淡白な性行為を心がけるようにしたほうがいいかもしれません。男の子が欲しい場合は腟内がアルカリ性になるときを見計って性行為をしましょう。先述の通り、排卵日当日に腟内はアルカリ性になるので、その日を狙うと確率が上がるといわれています。

また、Y精子はX精子と比べてスピードが速いという特徴があります。さらに、Y精子はX精子よりも数が多いため、精子全体の数が多ければ多いほどY精子が受精する可能性がぐっと上がります。なので、男性は精子の数を増やすためにも排卵日前の数日間は禁欲をした方がよいでしょう。このように、タイミング法は自分で産み分けに挑戦できる手軽な方法で、多くの産み分けをしたい人たちが最も試してみている方法ともいえるのではないでしょうか。

しかし、気軽にできるとはいえ、タイミング法をしっかり行うには自分の排卵日を知っておく必要があります。そのためには普段から基礎体温をきちんと測って排卵日を予測できるようにする必要があります。

パーコール法

次に、女の子の産み分け方法として知られているパーコール法という方法をご紹介いたします。パーコール法は人工授精や体外受精のときに精子を調整する方法です。X精子はY精子に比べて、体重が重いという特徴を利用した方法になります。人工授精や体外受精の際に、精子を洗浄・濃縮してパーコール液に精子を入れて遠心分離機にかけます。すると、精液から不純物や運動性の低い精子や奇形精子などが取り除かれます。その結果、Y精子よりも重いX精子が試験管の底に沈みます。底に沈んだX精子を使うと、女の子が生まれる確率が高まるというわけです。

また、パーコール法は人工授精の方法であるので、身体的にも経済的にも負担がかかります。さらに、パーコール法の成功率は60%~70%ほどとされているため、確実な産み分け方法ではありません。また、日本産科婦人科学会は、パーコール法によってX精子とY精子を完全に分けることはできず、男女の産み分けができる科学的根拠はないとしており、使用を認めてはいない点も要注意です。

リンカル

リンカルは、男の子の産み分け方法として知られています。そもそも、リンカルとはリン酸カルシウムのことで、少量の鉄を含んだ天然カルシウムのことです。もともとは赤ちゃんの先天性異常を防ぐ目的で開発されたのですが、リンカルを服用していた妊婦さんが80%という高い確率で男の子を出産したことから、男の子を産み分ける方法として使用されるようになりました。

ですが、なぜリンカルを服用すると男の子が生まれやすくなるのかは、まだ解明されていません。赤ちゃんの先天性異常を防いでくれ、男の子が生まれてくる可能性が高くなるとなれば、男の子を出産したい夫婦にとってはとてもありがたい方法といえそうです。

さらに、比較的安価で始められるということと、カルシウム剤のため副作用の心配がないという点からも取り組みやすい方法といえます。ただし、リンカルを毎日指示通りに数か月間飲み続け、さらにその後に産み分けを開始するので、妊娠するまで何ヶ月もリンカルを飲み続ける必要があります。

産み分けゼリー

産み分けゼリーには、ピンクゼリーとグリーンゼリーがあります。ゼリーは体に害のない成分を使用しているため、副作用の心配もありません。ピンクゼリーやグリーンゼリーは病院で処方されるほか、ネット通販でも手軽に購入できますが、病院でゼリーを処方してもらうと費用や通院など色々と手間がかかります。ですが、医師の適切な指導が受けられるというメリットがあります。

ネット通販では、主に使い切りのタイプが販売されています。使い切りタイプだと、衛生面的に安心なのでおすすめです。ただし、類似品なども出回っているので、ネット通販で購入する際には注意が必要です。比較的ハードルが低いため、産み分けゼリーを使用したいという方も多いのではないでしょうか。さらに以下の章で産み分けゼリーの使い方についてご紹介していきます。

産み分けゼリーの利用方法とは?

まず、ゼリーの基本的な使い方です。使うタイミングとしては性行為の際に使用します。性行為(挿入)の5分ほど前に腟内にゼリー注入します。その際、ゼリーは常温で固まっていますので、お湯につけて溶かして使用する必要があります。お風呂より少し熱い温度(約45~50度)で5分ほど温めてください。決して熱湯には入れないよう気をつけてください。

十分に溶けたら、注射器で吸い3~4ccを腟の奥に注入します。奥様ができないときにはご主人が注入するようにするとよいでしょう。ゼリーは4回程度使用できますので、常温で保存し、注射器は毎回よく洗ってからご使用ください。

男の子を望む場合はグリーンゼリー

男の子を望む_グリーンゼリー
グリーンゼリーは腟内をアルカリ性に保つ成分が含まれています。Y精子はアルカリ性に強く、X精子は弱いので男の子を希望している方は性行為の際にグリーンゼリーを使用します。ポイントは排卵当日に性行為をするということです。

女の子を望む場合はピンクゼリー

女の子を望む_ピンクゼリー
ピンクゼリーは腟内を酸性に保つ成分が含まれています。女の子を希望している方は、性行為の際にピンクゼリーを使用しましょう。ピンクゼリーを使用する際は、男の子を希望している場合とは違い排卵日の2日前に性行為をするというのが重要なポイントとなっています。

X精子はアルカリ性に強いY精子とは違い、酸性に強く、さらにスピードが遅いという特徴も持っているので、排卵2日前の酸性のときに性行為をすると女の子での産み分けの成功率が高まります。

産み分けを意識した妊活をすることで幸福度が下がることも

産み分け_幸福度が下がる
いろんな事情からどうしても産み分けを希望する方も少なくはないでしょう。でも、産み分けに確実な方法がないため、希望していた子どもを妊娠できなかったというケースも少なくありません。

また、いずれの方法も夫の協力が不可欠です。そういったことから、夫婦間での意見の違いなど、のちのちトラブルになる可能性もあるでしょう。

望んだ性別の赤ちゃんが産まれなかった場合

希望していた性別の赤ちゃんではなく、がっかりしてしまう方もおられるかもしれません。また、赤ちゃんの性別が違うことにショックを受けている自分自身に自己嫌悪をしてしまう方もいるかもしれません。こういう場合、どうしても気持ちが暗くなりがちですが、そもそも妊娠中の母体にも障りますので、気持ちを楽にすることが一番です。

また、子どもが成長した後も、そのことを引きずってしまっているのはよくありません。もし、自分が望まれていた子ではなかったと感じたら、もちろん子どもは傷ついてしまいます。できる限り、早い段階で気持ちの切り替えができるように周りに相談してみましょう。意外と誰かに話を聞いてもらえれば暗い気持ちは切り替えられるものです。

夫婦で意見が違った場合

子どもの産み分けを行う際には、夫婦間の話し合いが必要不可欠です。双方の意向を踏まえたうえで産み分けを行えれば、夫婦の関係に溝を作ってしまい、口論になってしまうことさえもありえます。

また、そういった問題は子どもが成長した後にまで影響すると暴力(DV)などの問題が起こってしまうこともないとは言い切れません。双方が納得して産み分けを行わなければ産み分けによって幸せを得ることができなくなります。

性別を気にしないことが理想

性別に関係なく赤ちゃんを愛することが大切です。赤ちゃんのために必要なおくるみなどを用意していれば気持ちが高まり、我が子に会える瞬間が楽しみになってくるのではないでしょうか。

しかし、妊娠中はどうしても気持ちの浮き沈みが激しくなりがちなので、つい色々と考えてしまい暗い気持ちにもなると思います。希望していた性別の子どもでなくとも、あまり深く考えすぎず何か楽しいことを考えて、子どもの誕生まで備えましょう。

まとめ

現在の日本では、確実な産み分け方法がありません。もちろん、確実な方法ではありませんが紹介したいくつかの方法で産み分けに挑戦することも可能です。

しかし、産み分けに固執しすぎてしまうと希望通りの性別ではなかった場合に家族間での溝ができる可能性があります。なにより大事なことは、性別に関係なく我が子を愛することなので、産み分けに挑戦する場合は、もし希望通りではなかった場合のことも含めて夫婦間でしっかり話し合いをするようにしましょう。

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