妊活中のカップルはもちろん、妊娠中のプレママや胎内にいる赤ちゃんに必要といわれている栄養素が葉酸です。
本記事では妊活にも妊娠中にも飲むといいといわれる「葉酸サプリ」の選び方と、おすすめ葉酸サプリをランキング形式でご紹介します。
妊活におすすめな葉酸サプリって知ってる？
妊活中、妊娠中に採るべき葉酸とは
妊活中や妊娠中に摂取するといいと、よくいわれる栄養素が葉酸です。
葉酸は水溶性ビタミンB群の仲間です、妊娠中に摂取するよう産婦人科などから推奨される栄養素としておなじみの成分ですが、実は妊娠前から飲むことも推奨されてます。
というのも、女性が妊娠前から十分な量の葉酸を摂っていると胎児が神経管閉鎖障害の発症リスクを低めることができる*ことが明らかになっているためです。
なお、具体的な摂取量の目安としては、18歳以上の女性は毎日240μg以上*とされていますが、2000年に厚生労働省は通常の食事からの葉酸摂取にくわえ、サプリメントなどから1日400μgの葉酸摂取をするよう通達しました。
葉酸を多く含む食品としては、えだまめやモロヘイヤ、ほうれん草、ブロッコリー、アスパラガスなどの緑色の野菜や、レバーなどがあります。
葉酸のおもなはたらき
葉酸は体内で血液やタンパク質を作ったり、DNAの合成をサポートする役割を持っていて「身体の基礎」を作るために必要な働きをします。
ただし、このような身体の基礎をつくるのは、妊娠4週ぐらいからであり、実はお母さんですら妊娠に気づいていないことが多いのです。
くわえて、葉酸は水溶性のビタミンであるため、体内に貯蓄しにくくなっています。
そのため、妊活中からママとなる女性には、葉酸を毎日の生活の中で意識的に摂取する必要があるとされているのです。
葉酸サプリに選び方ってあるの？
妊活中や妊娠中の女性はナーバスになりがちです。
だから、毎日続けたい葉酸サプリを選ぶには、女性が飲みやすく、葉酸以外にも必要な栄養素が含まれているかどうかが重要となります。
無添加
胎児のためにも母体のためにも身体に不必要な物質が配合されていないものを選びたいものです。
そのため着色料や保存料などの食品添加物が配合されていない葉酸サプリを選ぶ必要があります。
食品添加物の中には発がん性の可能性を否定できない物質も含まれている場合があります。よって胎児の成長を考えても食品添加物は含まれていない方が望ましいでしょう。
飲みやすさ
可能であれば妊娠前、少なくとも妊娠を知ってから飲み始めたい葉酸サプリですが、継続的に続けられるように飲みやすいかという点も考慮しておきたいです。
妊娠中期になればつわりがおさまってくる人も多いようですが、初期はつわりがきつく固形物を飲みこむのも苦痛という女性もいます。
妊娠前に葉酸サプリを選ぶ際には妊娠してからも飲みやすいかどうかにも気を付けましょう。
葉酸配合量
葉酸サプリは妊活中、妊娠中、出産後…と、推奨される摂取量が異なります。
食事による推奨摂取量 240μg
＋
サプリからの推奨摂取量 400μg妊娠中（3ヶ月から出産まで）
食事による推奨摂取量 240μg
＋
サプリからの推奨摂取量 240μg出産後・授乳期
食事による推奨摂取量 249μg
＋
サプリからの推奨摂取量 100μg
現代の食事では、普段必要とされる240μgですらも足りていないと思われる人が多数です。妊活中からしっかり推奨量に届くよう、食事の改善とサプリの利用をおすすめします。
葉酸以外に必要な栄養素が含まれているか
妊活中や妊娠中は葉酸以外にも摂取しておくべき栄養素がありその摂取すべき栄養素も厚生労働省で紹介されているようです。
血液を作りタンパク質やDNAを合成するビタミンB12、ヘモグロビンを作り酸素を体内に運ぶ鉄分、脳の成長に欠かせないDHA（ドコサヘキサエン酸）など、葉酸と共に摂取を考えたい栄養素が含まれているかどうかも確認しておきましょう。
また、葉酸が配合されたサプリにはマルチ系のサプリもあります。成分をよく確認し、ビタミン12や鉄分、DHAなどがバランスよく含まれているサプリがおすすめです。
妊娠中に摂取すべき栄養素とは
妊娠中の女性が摂取すべき栄養素については、厚生労働省の「日本人の食事摂取基準（2020 年版）」に記載されています。
| エネルギー | 推定エネルギー必要量1，2 | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| エネルギー（kcal/日） | （初期） | +50 | ||||
| （中期） | +250 | |||||
| （後期） | +450 | |||||
| 栄養素 | 推定平均 必要量3 |
推奨量3 | 目安量 | 目標量 | ||
| たんぱく質（g/日） | （初期） | +0 | +0 | – | – | |
| （中期） | +5 | +5 | – | – | ||
| （後期） | +20 | +20 | – | – | ||
| たんぱく質（％ エネルギー） | （初期） | – | – | – | 13~204 | |
| （中期） | – | – | – | 13~204 | ||
| （後期） | – | – | – | 15~204 | ||
| 脂質 | 脂質 （％ エネルギー） | – | – | – | 20~304 | |
| 飽和脂肪酸 （％ エネルギー） | – | – | – | 7以下4 | ||
| n─6 系脂肪酸 （g/日） | – | – | 9 | – | ||
| n─3 系脂肪酸 （g/日） | – | – | 1.6 | – | ||
| 炭水化物 | 炭水化物（％ エネルギー） | – | – | – | 50〜654 | |
| 食物繊維 （g/日） | – | – | – | 18 以上 | ||
| ビタミン | 脂溶性 | ビタミンA（μgRAE/日）5 （初期・中期） | +0 | +0 | – | – |
| ビタミンA（μgRAE/日）5 （後期） | ＋60 | ＋80 | – | – | ||
| ビタミンD （μg/日） | – | – | 8.5 | – | ||
| ビタミンE （mg/日） | – | – | 6.5 | – | ||
| ビタミンK （μg/日） | – | – | 150 | – | ||
| 水溶性 | ビタミンB1 （mg/日） | ＋0.2 | ＋0.2 | – | – | |
| ビタミンB2 （mg/日） | ＋0.2 | ＋0.3 | – | – | ||
| ナイアシン （mgNE/日） | +0 | +0 | – | – | ||
| ビタミンB6 （mg/日） | ＋0.2 | ＋0.2 | – | – | ||
| ビタミンB12 （μg/日） | ＋0.3 | ＋0.4 | – | – | ||
| 葉酸 （μg/日）7，8 | +200 | +240 | – | – | ||
| パントテン酸 （mg/日） | – | – | 5 | – | ||
| ビオチン （μg/日） | – | – | 50 | – | ||
| ビタミンC （mg/日） | +10 | +10 | – | – | ||
| ミネラル | 多量 | ナトリウム （mg/日） | 600 | – | – | – |
| （食塩相当量） （g/日） | 1.5 | – | – | 6.5未満 | ||
| カリウム （mg/日） | – | – | 2,000 | 2,600以上 | ||
| カルシウム （mg/日） | +0 | +0 | – | – | ||
| マグネシウム （mg/日） | +30 | +40 | – | – | ||
| リン （mg/日） | – | – | 800 | – | ||
| 微量 | 鉄（mg/日） （初期） | +2.0 | +2.5 | – | – | |
| 鉄（mg/日）（中期・後期） | +8.0 | +9.5 | – | – | ||
| 亜鉛 （mg/日） | +1 | +2 | – | – | ||
| 銅 （mg/日） | ＋0.1 | ＋0.1 | – | – | ||
| マンガン （mg/日） | – | – | 3.5 | – | ||
| ヨウ素 （μg/日）9 | ＋75 | +110 | – | – | ||
| セレン （μg/日） | +5 | +5 | – | – | ||
| クロム （μg/日） | – | – | 10 | – | ||
| モリブデン （μg/日） | +0 | +0 | – | – | ||
1 エネルギーの項の参考表に示した付加量である。
2 妊婦個々の体格や妊娠中の体重増加量及び胎児の発育状況の評価を行うことが必要である。
3 ナトリウム（食塩相当量）を除き、付加量である。
4 範囲に関しては、おおむねの値を示したものであり、弾力的に運用すること。
5 プロビタミンA カロテノイドを含む。
6 α─トコフェロールについて算定した。α─トコフェロール以外のビタミンE は含んでいない。
7 妊娠を計画している女性、妊娠の可能性がある女性及び妊娠初期の妊婦は、胎児の神経管閉鎖障害のリスク低減のために、通常の食品以
外の食品に含まれる葉酸（狭義の葉酸）を400μg/日摂取することが望まれる。
8 付加量は、中期及び後期にのみ設定した。
9 妊婦及び授乳婦の耐容上限量は、2,000μg/日とした。
妊活葉酸サプリおすすめ比較ランキングTOP7
葉酸やそのほかの栄養素は妊活中からしっかり摂取したい栄養素です。
飲みやすい形状で継続しやすく、必要量を摂取できる葉酸サプリメントに欲しい条件を満たす商品の中で、さらに人気のあるサプリメントを紹介します。
第1位：ママニック【管理栄養士が推薦する葉酸サプリ】
出典：ママニック ホームページ
ママニックの葉酸サプリは妊活から出産まで継続して利用したい栄養素がバランスよく配合されています。普段の食事にママニックの栄養素がプラスされても、「過剰摂取」とならないように配合量がうまく調整されているのが特徴です。
こうした栄養素のほか、根菜類を主軸にした国産野菜成分や美容成分が含まれています。
ママニックの成分
合成葉酸（ものグルタミン酸型葉酸）400μg
ビタミン9種・ミネラル11種・鉄分15㎎・カルシウム250㎎、国産野菜8種・美容成分8種
ママニックの口コミ・評判
ママニックに関してはこんな口コミが寄せられています。
「妊活中から、現在妊娠後期までずっと愛用させていただいています。女性にうれしい成分も豊富なので産後もママニック続けていきたいです！」
（引用元：ママニック 公式サイト）
「今は食べ物に気をつけないといけない時期でもあり、何でもかんでも食べられない中で、そういう方専用に作っていただいてるサプリメントはありがたいな、安心できるなと思っております。
また、意識しなくても、これを1日4粒飲むだけというのは、続けやすくて気に入っております。」
（引用元：Amazon カスタマーレビュー）
第2位：ベルタ葉酸サプリ【日本産、無添加だから気軽に飲めるサプリ】
ベルタの葉酸サプリは日本製で無添加のため気軽に飲むことができるサプリです。葉酸はもちろんさまざまな栄養素や美容成分なども含まれています。
つわりで苦しい時期も飲みやすく妊活から授乳期まで継続的に利用できるでしょう。子どもの誤飲を予防するチャイルドロック付きボトルも魅力です。
ベルタ葉酸サプリの成分
葉酸400μg
鉄分15㎎・鉄分15㎎・ビタミンミネラル類27種・美容成分6種（ヒアルロン酸、ツバメの巣、プラセンタ、コラーゲン、黒酢もろみ、サンゴカルシウム）
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ベルタ葉酸サプリの口コミ・評判
ベルタ葉酸サプリの口コミは以下のようなものでした。
「妻が妊活中から妊娠中の現在まで飲み続けています。公式サイトでの定期購入がお得なので現在はそちらから購入しています。
男性も飲んだ方がいいようですが、多少匂いがあり私は苦手です。
妻は小粒で飲みやすいそうです。」
（引用元：Amazon カスタマーレビュー）
「すごく飲みやすくつわりで酷くても赤ちゃんに栄養がたくさんいっている実感がしました。お肌も綺麗になった。葉酸サプリたくさんありますがベルタをおススメします。」
（引用元：Amazon カスタマーレビュー）
第3位：plusus(プラサス) 【男性用のサプリもあり】
夫婦で妊活を考えるカップルに人気のあるサプリがこのplususです。
医師と薬剤師が監修したというこのサプリには妊活をしている男性用と女性用があり、それぞれに摂取して欲しい成分が配合されています。
女性には葉酸のほか大豆イソフラボンやショウガエキス、男性には葉酸のほかマカやキヌア発芽米が配合されています。
また、女性用は妊活中から10週、10週から出産前、授乳期用のサプリが用意されています。
plususの成分
モノグルタミンサン型葉酸 400μg
ビタミン類・カルシウム類・DHA・EPA･フェカリス乳酸菌・亜鉛・アグリマックス・リコピン・ザクロなど31種
plusus(プラサス)の口コミ・評判
「葉酸以外の、不足しがちな成分も含まれていることに魅力を感じました！
粒もコーティングされていて飲みやすいです◎」
（引用元：Amazon カスタマーレビュー）
「価格は少ししますが、錠剤が苦手な私でもコーティングされていて飲みやすい粒になっているのでありがたいです。梱包状態もしっかりしていて良いと思います」
（引用元：楽天 みんなのレビュー・口コミ）
第4位：ミタス【妊活専門の産婦人科医も推奨】
出典：ミタス ホームページ
ミタスは妊活専門の産婦人科医が推奨する葉酸サプリです。
妊活や妊娠中に必要な栄養素のみで100%配合されているというサプリは、リピート率93%と高い人気を誇っています。
葉酸のほかに、妊活に欠かせない高齢人参やショウガ、なつめといった和漢素材が含まれています。
葉酸は400μg配合されており、ヘム鉄や乳酸菌、DPA・PAも配合されています。
ミタスの成分
モノグルタミン酸型葉酸 400μg
ヘム鉄5g・ビタミン類・カルシウム50㎎・マグネシウム130㎎・和漢素材・EPA・DHA・ナイアシンなど
ミタスの口コミ・評判
「基礎体温は飲み始めてとても安定しました。妊娠初期から中期までとてもお世話になりました。」
（引用元：出典：ミタス ホームページ）
「このサプリを飲む前は女性特有の体調不良でなかなか授かりませんでした。飲み始めてから1ヶ月ほどで体調も順調に調子がよくなり、びっくり！本当にありがとうございました！」
（引用元：出典：ミタス ホームページ）
第5位：ララリパブリック【野菜にこだわった葉酸サプリ】
ララリパブリックは国産野菜ミックスパウダーが配合された野菜にこだわった葉酸サプリです。
葉酸のほかビタミン、ミネラル類、亜鉛など妊活中から摂取したい栄養素が含まれているほか、つわりの時期でも飲みやすいようにサプリの臭いや酸化をパウダーオイルでコーティングし軽減しています。
ララリパブリックの成分
葉酸 400μg
カルシウム210g・鉄10㎎・亜鉛・ビタミン類・ビオチン・国産ミックスパウダー他
ララリパブリックの口コミ・評判
「妊娠が発覚してから毎日欠かさず飲んでます！なんかこれを飲み忘れたらモヤモヤするので常に持ち歩いてます(笑)気軽に摂れるのでとても助かっています！！これからもお世話になります！！！」
（引用元：Amazon カスタマーレビュー）
「妊娠8ヵ月のときに妊婦健診で貧血と診断され、鉄分の入ったサプリメントをネットで相当検索し、最も安心して毎日飲めそうなララリパブリックのサプリメントに決定。
服用後、貧血の症状はなくなり、体全体の調子も整い清清しく変化したように思える。」
（引用元：Amazon カスタマーレビュー）
第6位：ベジママ【ピニトールにこだわった葉酸サプリ】
出典：Amazon
ベジママは女性のバランスを整えるピニトールを中心に、抗酸化作用に着目した葉酸サプリです。
葉酸はモノグルタミン酸型で吸収率をアップしているほか、活性酸素の増加を防ぐといわれるルイボスを配合。さらに、主原料の「アイスプラント」は自社のクリーンファームで安全と高品質にこだわって栽培するなど品質管理を徹底。GMP認定も取得しているので、品質にこだわる方にもおすすめです。
ベジママの成分
葉酸、ピニトール、ルイボス、各ビタミン類
ベジママの口コミ・評判
「粒も小さく飲みやすいです。妊活中ですが 基礎体温が ガタガタでしたがこれの影響なのか 飲み始めてから 基礎体温が綺麗です。
まだ妊活終了とは いきませんが この調子で赤ちゃんがきやすい身体作りを中から しっかりとしていきたいと思います。」
（引用元：Amazon カスタマーレビュー）
「パウチタイプなので持ち運びに便利。すごく飲みやすい粒です。
葉酸、ルイボス、ビタミンC、ビタミンE、ピニトールが含まれており妊活中の方オススメのサプリです。2週間ほど飲み続けてますが基礎体温が若干整いだしました。」
（引用元：Amazon カスタマーレビュー）
第7位：マカナ【葉酸だけじゃ満足できない方向けの万能サプリ】
出典：Amazon
マカナは葉酸とマカという妊活2大成分を中心にスピルリナやGABAなどさまざまな成分を配合したオールインワン・サプリを目指した栄養機能性食品です。
実に90種類以上の栄養成分を妊活専門の管理栄養士が配合を監修。さらに安心を考えた無添加で、妊活中のママだけでなく、パパにもおすすめです。
マカナの成分
マカ（国産）、亜鉛含有酵母、ナイアシンアミド含有酵母、野菜粉末（大麦若葉、ケール、さつまいも（アヤムラサキ）、ほうれん草、南瓜、人参、桑の葉、大葉）、V.E含有植物油、金時ショウガ ほか
マカナの口コミ・評判
「匂いが少し気になりますが、飲みやすいです。体の調子も良いようなので、続けてみようと思います。」
（引用元：Amazon カスタマーレビュー）
「粒が小さくて、飲みやすいです。
妊活中でマカやコエンザイムQ10などが入っていたため、購入してみました」
（引用元：Amazon カスタマーレビュー）
妊娠がわかる前から葉酸サプリを飲むのが重要！
妊娠中の女性にはさまざまな栄養を摂取し健康的な身体を維持しなければなりません。中でも今回紹介した葉酸は赤ちゃんの身体の基礎を作り出す重要な栄養素です。しかし、葉酸は体内に貯蓄しにくい栄養素です。普段の食事からでは妊娠中の女性が必要としている摂取量に達しない場合があります。よって妊活の段階から習慣的にサプリメントなどで摂取し体内に十分な葉酸を貯蓄しておきたいです。
本記事ではランキング形式で5種類の葉酸サプリを紹介しました。自分が飲みやすいサプリメントを選択することによって継続的に摂取し赤ちゃんが元気に成長できるように手助けをしてあげましょう。
