妊活がうまくいかないときや、不妊治療をしているのになかなか妊娠しないときには、つらいと感じたり不安に感じる方も多いのではないでしょうか。
じつは妊活につらさや不安を抱えているカップルはあなた達だけではありません。
本記事ではそんな妊活がうまくいかないつらさや不安を抱えている女性・男性の具体的な悩みと、その対処方法を紹介していきます。
妊活がうまくいかないと悩むのは、あなた達だけではない!
妊活がうまくいかないと悩むのは、妊活している人なら誰もが経験することで、あなた達だけではありません。自分たちだけ悩んでいるのではない、という気持ちを常に持って、自分たちだけで悩まないようにすることが重要です。
とはいえ、妊活にまつわることは重要なプライベートですので誰に相談していいかわからない方々も多いはず。SNSや掲示板、妊活アプリなどで、同じように悩んでいる方々の情報収集をしてみるのもいいでしょう。
ここでは、国が発表しているデータから妊活がうまくいかないと悩んでいるカップルの現状を見てみましょう。
毎年2万人が不妊専門相談センターへ相談する
厚生労働省が行っている「不妊専門相談センター」事業によって、各自治体が相談窓口を設けています。
その窓口への相談件数は、平成18年度以降、毎年20,000件を超えています。誰でも無料で電話相談できるので、夫婦ではないカップルも相談していると思われます。
結婚しているカップル(夫婦)の30%以上が不妊に悩んでいる
国立社会保障・人口問題研究所が5年ごとにおこなっている「出生動向基本調査」の2015年版データによると、不妊に悩んだり不安を持っている夫婦は全体の35%います。
また、子どもがいない夫婦に限ると、半数を超える55%の夫婦が不妊について心配していることがわかります。
これらのデータを見てみると、妊活がうまくいかないと悩んでいるカップルや夫婦は意外に多いと思えるのではないでしょうか。
妊活でタイミング法がうまくいかない
妊活がうまくいかないカップルで多いのが、妊活にとりくみはじめたばかりで自然妊娠をめざしているカップルではないでしょうか。
もちろん、自然妊娠の確率は100%ではありませんが、いったいどれくらいの妊娠確率なのでしょうか?
ここでは、自然妊娠を目指す代表的な方法のタイミング法を振り返ります。そんなの知っているよ!という方は、読み飛ばしてくださいね。
タイミング法とは
妊活・不妊治療におけるタイミング法とは、自然妊娠するために「もっとも妊娠しやすいタイミングにカップルで性交すること」。
タイミング法は、不妊治療のなかでは第一段階ともいえるもので、もっとも自然に妊娠を目指す方法のため、妊活を始めたばかりのカップルが多く取り組む方法です。
妊娠しやすいタイミングとは
もっとも妊娠しやすい性交のタイミングは、女性の排卵日の2日前、次に排卵日前日といわれています。
というのも、卵子の寿命は1日、精子の寿命は女性の体内で数日くらい(諸説あります)とされており、この寿命の差をいかすのがポイントなのです。
卵管のなかで精子が卵子の出現(=排卵)を待つことで、精子と卵子が出会いやすく妊娠しやすくなるというわけです。
また、排卵日は個人差や体調などによって変わるため、正確な予測がむずかしく、性交のタイミングを計ったとしても、排卵と同時に精子が出会うのはやや難しいといえます。
ですから、精子が卵子を待つという状態をつくるために、排卵日の2日前のタイミングに性交することがいいとされているのです。
なお、不妊の原因がない男女だと1回の周期で妊娠する確率は、およそ20~25%といわれており、この確率でいけば、4~5周期で妊娠が成立することになります。
タイミング法が成立するために重要な排卵日
排卵とは、女性の体内にある卵巣で育った卵胞のなかで、排卵のタイミングにもっとも適した成長状態の卵胞が卵子を1つ出すことをいいます。おおよそ1カ月に1回の排卵があるといわれています。
なお、排卵から月経までは、約2週間とされていますが、実際はひとにより異なります。
排卵日を知る方法は、医療機関での検査や基礎体温をつける方法、排卵日検査薬を使う方法などがあります。
タイミング法がうまくいかない原因
タイミング方がうまくいかない原因はいくつか考えられますが、まず確認しておかなければいけないのは、男女とも不妊症検査を受けているか、です、
タイミング法は自然妊娠を目指すものですから、男性または女性あるいは双方に不妊症の要因があると、うまくいかない可能性が高いです。タイミング法をはじめるまえに不妊症検査を男女そろって受診しましょう。
また、排卵日が違ったというのも考えられる原因です。その他にもうまくいかない原因は考えられますが、そもそも1周期あたりの妊娠成功率は20〜25%といわれていますので、避妊せずにセックスすれば必ず妊娠するものではありません。焦り過ぎないようにしたいものです。
なお男女とも年齢が高くなるにつれて、卵子も精子も機能が次第に弱まるため、妊娠する力(妊孕力)が弱まることもタイミング法がうまくいかない原因になると考えられます。
とくに35歳以上のカップルは妊孕力低下が疑われるため、タイミング法で半年たってもうまくいかない場合はいちど専門医に診てもらうことをお勧めいたします。
妊活がうまくいかない半数の夫婦が不妊治療に踏み出せない
うえのデータは、先ほどの「出生動向基本調査」のもので、不妊に悩む夫婦の約半数が不妊治療を経験したことがあるいっぽうで、不妊に悩みながらも不妊治療に踏み切ることができない夫婦が半分ほどいるのがわかります。
現実問題として、不妊治療に踏み出すことをためらう現実的な問題がいくつか存在するためです。
費用の問題
不妊治療に必要な費用は高額になる傾向があります。不妊治療の基本的な検査や治療については保険が適用されます。くわえて特定不妊治療には助成金制度もあります。
とはいえ、詳しい検査が必要だったり、人工授精や体外受精、顕微授精などのより高度な治療が必要な場合は、保険適用外となり治療期間が長くなる傾向にあるため、総合的にかかる費用が高額になる可能性は払拭できません。
仕事の問題
妊活は男女一緒にするものですが、現代は共働きのワークスタイルが定着しており、仕事と妊活の両立がむずかしく、妊活を断念するケースもあります。
肉体的・精神的ストレスの問題
不妊治療は費用面以外にも、精神的・肉体的に負荷が大きいもの。女性にとってつらい治療となることも多く、治療を止めたい、つまり妊活をやめたいと考える夫婦は少なくありません。
妊活がうまくいかないときの「女性の悩み“あるある”」を紹介
妊活がうまくいかないときに、パートナーの理解が得られずに、つらいと感じたり、不安に思い悩んだり、ついついカッとなり喧嘩になってしまうという女性は多いといいます。
ここでは妊活がうまくいかないときによくある女性の悩みと対処法を紹介します。
「生理がきて妊活やり直さなきゃ・・・」
妊活をしているときに何がつらいかと言うと「今度こそ!」「うまくいっているかも!」と内心思っていたのに、生理がきてしまったとき。俗にいうリセット。
ツライですよね。
男性の目線も、どこか宙を泳いでいて、それがまた…
「リセット=振り出しに戻ってしまう」と思いがちですが、生理が来たときに自分たちへの「ごほうび」を設定する(おいしいスイーツを2人で食べるとか)など、妊活を続けるためのモチベーションを保つ仕組みづくりをするといいかもしれません。
また、リセットを男性パートナーに口頭で伝えるのはツラいので、リセットを伝える目印などを決めておくのもいいかも。玄関に札をかけるとか、LINEでスタンプを送るなど簡単に早く知らせる方法がおすすめです。
女性から男性パートナーへひとこと
女性は基礎体温表を計ったり、アプリに記録したりと毎日排卵予定日や次の生理日を意識しながら日々過ごしています。そのため男性よりも結果に敏感です。
「男性パートナーが自然妊娠にこだわる・・・」
男性パートナーが自然妊娠にこだわるだけなら、まだいいのかもしれませんが、精液検査を受けていないなど男性機能をまず把握していなかったり、自然妊娠のためにさまざまな負担を女性に強いてしまうという認識が不足していたりしないでしょうか。
妊活をするうえで受精方法はさまざまなものがあり、セックスをしなければ子どもをつくれない、ということはありません。
家庭用のシリンジ法キットなどもありますので、男性パートナーは自然妊娠以外の妊娠の方法についても勉強するようにしましょう。
女性から男性パートナーへひとこと
”排卵日に合わせてセックスする”ことだけが、子づくりじゃないの!
「性行為に愛情が感じられない・・・」
セックス以外の受精行為もありますので、妊活にセックスは必ずしも必要ではありません。しかし、妊活には愛情が不可欠です。
愛情表現としてのセックスなら女性パートナーも歓迎するかもしれません。
女性が嫌がるセックスの傾向としては、作業的なセックスや、単に性器挿入をするだけのセックスや、性行為の前にも後にも「ムードがない」セックスなどがあります。
男性パートナーが自分の愛情を女性パートナーへ伝えるために、たまには性器を挿入しないムードにこだわった愛撫や抱擁で気持ちを高めあったり、まったりと2人の気持ちについて語り合ったりするタイミングをつくってもいいでしょう。
女性から男性パートナーへひとこと
何よりも女性の気持ちに寄り添って。子どもも欲しいけど、パートナーとして私を欲して。
「友達の妊活報告や親からのプレッシャーがきつい!」
妊活がうまくいかないときに、仕事仲間や学生時代の友人からくる「妊娠しました」という喜びの報告はつらいですよね。
もちろん「妊活している」ことは公言しづらいことですので、連絡をしてくる友人はそのことを当然知らず、悪気はほとんどないはずなのですが。
どうしても「先を越された」と思ってしまいがちで、「自分は妊娠できない」と落ち込んでしまいがち。ただでさえ精神的につらいうえに、自分より後に結婚した友人が妊活をしていないにも関わらず妊娠したなんて聞くと、余計に落ち込みます。
お祝いを述べるのがつらいなら、無理してLINEを返さなくてもいいですよ。
気持ちが落ち着いてから「おめでとう」と言ってあげましょう。
また、とにかく孫が欲しくて仕方がない親が、定期的に「まだなの?」「夫婦仲が悪いの?」とか、挙句の果てには「ちゃんとしてるの?」なんてデリカシーのないことまで聞いてくることもあります。
妊活がうまくいかないからといって、気を遣われすぎても重荷になりますが、妊娠したら報告すると言っているのに定期的に電話されるのも、妊活中のイライラの元です。
このような場合には、親からの電話にあえてすぐには出ず、留守電を設定して話す機会を減らしてみましょう。また、自分の親に言いづらい場合には、代わりにパートナーから妊活について話に出さないで欲しいということを伝えてもらいましょう。
女性から男性パートナーへひとこと
妊活がうまくいかないのは女性だけの責任じゃないの!私の気持ちにやさしく寄り添って!
「男性パートナーが全然協力的じゃないと感じてイライラする」
近頃は、妊活や不妊のことをしっかり勉強して、女性と一緒に妊活しようと頑張ってくれる男性パートナーも多くなっていると言います。いっぽうで、妊活がうまくいかずに妊娠しないのは女性のせいと思い込み、全く協力的ではない男性も未だにいるようです。
一緒に不妊症の検査を受けてほしいのに「仕事が忙しい」「婦人科なんて行きたくない」と話にならない男性パートナーもいます。
そもそも妊活をしようという男性は、仕事より家族を優先して考えているはず。仕事を言い訳にして妊活の妨げになるようなことがあってはなりません。
もし家庭より仕事が大事という男性は、妊活について考えをあらためたほうがいいでしょう。妊活は女性ひとりでするものではなく、女性と男性ふたりでするものだからです。男性が協力してくれないと前向きな妊活になりませんし、男性不妊症の可能性もあります。
女性だけに妊活の負担を押し付けては、相互の信頼関係に亀裂が生じて妊活クライシスに陥りかねません。
なお、妊活は男女それぞれが検査を行って、ようやくスタート地点に立つことができます。このことを肝に銘じておきましょう。
女性から男性パートナーへひとこと
男が検査していない時点で、本当の意味での妊活とはいえない!
男性も妊活がうまくいかないときには不安を抱えている
妊活がうまくいかないときに、女性は協力的ではない男性にイライラするもの。しかし実は、男性も妊活がうまくいかないときに悩むようです。
ここでは具体的な男性の悩みをあげてみます。
「日程の決められたセックスは義務感があって苦痛・・・」
妊活のために排卵日付近にタイミングを合わせてセックスすることが苦痛という男性も多いようです。
「排卵日が近づくと絶対にセックスしなければならない」と考えてしまい、それが義務感になってつらくなるようです。
男性はロマンチストと言われることがありますし、ちょっとしたきっかけでED状態になる男性もいて、それがまた妊活がうまくいかない新たな原因になることも。
「妊活がうまくいかないのは自分に原因があると断定されたくない・・・」
不妊症検査を受けていれば不妊の原因がどこにあるのかわかるのですが、原因が判明してしまうのを恐れている男性もいるようです。
検査に行くと自分に原因があることが発覚し、女性につらい思いをさせるかもしれない、もし自分が原因だったらどうしようという気持ちから、検査に積極的になれないのです。
さらに、日本の不妊治療は婦人科主導であるため、どうしても婦人科やレディースクリニックを受診することに抵抗感を持つ男性はたくさんいるのが現実です。そのため男性の不妊症検査にあたっては、選択肢として泌尿器科を加えてみることも検討してみましょう。
「自分では協力的だと思うのに、女性パートナーに理解してもらえない」
妊活に対する想いは、往々にして女性と男性のあいだではズレがあります。そのため女性から「協力的じゃない!」と言われた男性はショックを受け、どうしたらいいかわからないというようになってしまうようです。
ズレは、妊活における女性と男性の「行動の違い」から来るものがあります。
具体的には、女性は基礎体温表を付けたり、体を冷やさないようにしたり、妊娠をしやすくするためにするべき行動がたくさんあります。簡単なことではありませんから、当然、意識やテンションを高くキープする必要があるのです。
いっぽうで、男性の場合は基礎体温表も付けませんし、食事や生活習慣に気を付けるといってもいまいちピンとこない方が多くいます。
もともと男性には生理(月経)もないので、「また生理がきてしまった」とがっかりする瞬間もありません。
子どもが欲しいという気持ちで一緒に頑張っていても、それが協力的な姿勢として伝わらず妊活がつらくなっている男性も少なくありません。
妊活を続けるための8つの提案
妊活は最終的に必ず成功するかというと、そうではありません。残念ながらどんなに頑張っても思い通りの結果にならない場合もあります。
だからこそ、心に余裕を持った妊活が大切なのです。ここでは、妊活がうまくいかないときにでも、妊活を続けていくための具体的な編集部からの提案を8つ紹介します。8つすべてを実践する必要はありません。
どれかひとつでも自分達の妊活に取り入れていただくことで、妊活を続けることの手助けになれば幸いです。
《提案1》健康的な生活習慣を忘れずに
妊活も不妊治療が主軸になると、そればかりに気を取られてしまいますが、そもそも妊活には日々の生活を整えることが最も重要だと言われています。
健康を保つためには、毎日適度に運動をすることが必要です。ランニングは難しくても、徒歩を一時的に早歩きにして運動強度を上げたり、部屋の中でできる簡単な筋トレやストレッチをするなど工夫してみましょう。
また睡眠時間が短いと自律神経やホルモンバランスが乱れますし、定期的なセックスのタイミングも逃します。
生活が乱れるとストレスも溜まりやすくなり、男性はEDになったり、女性は精神的にも肉体的にも不安定になりやすいのです。
日々の生活を整えて、精神的にも肉体的にも健康的な状態で妊活しましょう。
《提案2》食生活でストレス溜めるぐらいなら、たまにはチートデイもアリ
妊活において食生活は重要ですが、栄養バランスを考えた食事を毎日続けていると、息が詰まるような思いをする人もいるはず。
そういうときは、たまに息抜きとして、チートデイ(習慣を破る日)を設けてこまめにストレスを発散しましょう。
たとえば、1週間のうちこの曜日だけは「何を食べてもいい日」と決めて、好きなものを好きなだけ食べる「ストレス解消デー」を作るのも、妊活を継続するアイデアの1つです。
《提案3》初心に戻って、パートナーと愛し合いたいと思う気持ちを大切に
自然妊娠に主軸をおいた妊活を続けていると、どうしても排卵日周辺に、忘れないようにセックスしなければと意気込んでしまいます。とはいえ、お互いに気分がのらない日もあるでしょうし「義務感」でセックスするのもつらいですよね。
まずはこの人が好きという気持ちを保てるよう、排卵日にこだわらず、ムードづくりやおしゃべりに時間をかけてみてはどうでしょうか。セックスだけが愛情を確かめる手段ではありませんし、性器を挿入しないセックスでも女性は満足するかも。
《提案4》2人で話し合う時間はとても大切
考え方がずれていると感じたり、どちらかがつらいと思っているときには、話し合う時間を持つのがとても重要です。妊活に対して今どんな気持ちを持っているのか、相手をどう思っているか、不満はないか、このまま治療を続けて2人にとってプラスになるのか、などなど時間をつくって話をしてみましょう。
もしかすると、パートナーは「少し疲れたから一度休憩したい」と思っているかもしれません。
つらいと感じながら妊活するよりも、「いいね、一緒にしよう!」と2人の気持ちを合わせて妊活する方が、精神的にも肉体的にも少しは気が楽になると思います。
また、お互いの感情をため込みすぎないことも重要です。冷静な話し合いも必要ですが、時にはお互い素直な気持ちを吐き出しましょう。我慢してずっと溜め込んでいてもストレスが溜まるだけで、妊活はもちろん2人の仲にいい影響はありません。
《提案5》「子どもができたらいいな」ぐらいの余裕を持っておこう
妊活を続けるカップルの中には、義務感の塊のようになって「絶対に妊娠しなきゃいけない」と気負って頑張っている人もいます。
「子どもができないなんて絶対にありえない」と、必死になりすぎるのは精神衛生上よくありません。
「子どもができたらいいね」「できたらこんな風にしたいね」「できなくても仲の良い2人でいたいね」、そんな会話をしながら2人で余裕のある妊活をしてみませんか。
気楽に気長に、それでもできることをできるだけして、少し運を天に任せてみて、笑顔で妊活生活を送りましょう。
《提案6》お互いの気持ちを尊重して2人だけの妊活プランを作ろう
不妊治療の計画は、通っているクリニックの先生とカップルで決めて行いますが「妊活」全体に関してはカップルでプランを作っていきましょう。スケジュールを組むのではなく「こういう風に進むといいね」と、2人の未来を考えるのです。
妊活として2人で旅行に行ったり、リフレッシュの運動を取り入れたり、不妊治療以外に2人でできることを出し合って、2人だけの妊活プランを作っておきましょう。
《提案7》妊活をいつ止めるか、終わりを決めておく
妊活プランを作るときに、妊活の過程も重要なのですが、それとともに「妊活の終わり」を決めておくことも重要です。
たとえば、不妊治療の費用の上限を超えたら止める、44歳になったら止める、あと何回リセットになったら止める、顕微授精が成功したら止める・・などなど、なるべく具体的に設定するのがポイント。
終わりの見えない妊活を続けることは肉体的にも精神的にも負担が大きいもの。終わりを決めておくことで、それまでは妊活を続けるモチベーションを保ちやすくなりますし、2人で決めたことですからパートナーの協力も得やすくなるでしょう。
《提案8》妊活が終わったその後についても話しておこう
妊活の終わりを決めたら、その後についても話しておきましょう。もし妊活が終わったとしたら、その後のパートナーとの関係はどのように変わるのか、変わらないのかなど、真剣に想像して話しておきましょう。
妊活がうまくいかないときこそ、気持ちにゆとりを
妊活がうまくいかないときは、誰でも不安になるもの。あまりに悲観的になってしまうと、妊活だけではなくパートナーとの関係に悪影響を与えかねません。
妊活がうまくいっていないときだからこそ、まず第一にパートナーを大切にする思いやりと少し余裕のある心構えを持って、パートナーに接してみませんか。